はい。製品形状や肉厚、金型構造などによって検討が必要ですが、中山合金鋳造所では薄肉のフィン形状をはじめ、本来であれば切削加工で成形するような複雑形状についても製作実績があります。
ダイカストというと、比較的シンプルなケースやカバー類をイメージされる方も多いかもしれません。
しかし実際には、製品形状や金型構造、鋳造条件などを適切に検討することで、かなり複雑な形状の製品までダイカストで製作できる場合があります。
株式会社中山合金鋳造所でも、これまでさまざまな形状のアルミニウムダイカスト製品を製作してきました。
その一例が、薄肉のフィンが細かく連続するような形状の製品です。
フィン部分は一枚一枚が薄く、さらに狭い間隔で連続しているため、溶けたアルミニウムを金型の細かな部分までしっかりと充填させる必要があります。
単純に金型を製作すれば鋳造できるというものではなく、製品の肉厚や形状、アルミニウムの流れ方、金型温度、射出条件など、さまざまな要素を考えながら安定して生産できる条件を作り込んでいく必要があります。
中山合金鋳造所では、こうした薄肉フィンを持つ製品についても製作実績があり、これまで培ってきた鋳造技術や経験を活かしながら対応しています。
「この形状は切削加工で作るもの」と思われている製品でも、ダイカスト化できる場合があります
当社では薄肉フィンだけでなく、一見するとアルミの素材から切削加工で削り出して製作するように見える複雑な形状についても、ダイカストでの製作実績があります。
もちろん、切削加工は非常に自由度の高い加工方法です。アルミブロックなどから削り出すことで複雑な形状や高い寸法精度を実現できますが、削る量が多ければ材料のロスも大きくなり、加工時間も長くなります。特に生産数量が増えてくると、1個当たりの加工時間がそのまま製造コストに影響するため、
「加工時間をもう少し短縮できないか」
「削って捨てている材料を減らせないか」
「量産数量が増えてきたので、もっと効率の良い製造方法に変更できないか」
「削って捨てている材料を減らせないか」
「量産数量が増えてきたので、もっと効率の良い製造方法に変更できないか」
といった課題が出てくることがあります。
そのような場合に、製品形状を確認しながら、できる限りダイカストの段階で最終製品に近い形状まで成形し、本当に精度が必要な部分だけを機械加工するという方法を検討できる場合があります。
例えば、従来は切削加工によって作っていた凹凸やリブ、ボスなどの形状を金型側で成形できれば、その分だけ後工程の加工時間を短縮できる可能性があります。鋳造でできるところは鋳造で作り、精度が必要なところだけを加工する。こうした考え方によって、複雑な形状であっても量産性とコストの両立を目指すことができます。複雑形状ほど、製品設計と金型設計が重要になります
ただし、どのような形状でもそのままダイカストで製作できるわけではありません。複雑な製品になればなるほど、製品形状だけでなく、金型から製品を取り出すことができるか、アルミニウムが金型内部まできちんと流れるか、極端な肉厚差がないかなど、量産まで考えた検討が必要になります。
例えば、
* 薄肉部分までアルミニウムを充填できるか
* フィンの厚みや高さ、間隔に問題がないか
* 金型から製品を問題なく取り出せるか
* アンダーカットとなる部分がないか
* スライド構造などを利用することで成形できないか
* 極端な肉厚差によって鋳造上の問題が発生しないか
* 加工が必要な部分と鋳肌のまま使用できる部分をどう分けるか
* フィンの厚みや高さ、間隔に問題がないか
* 金型から製品を問題なく取り出せるか
* アンダーカットとなる部分がないか
* スライド構造などを利用することで成形できないか
* 極端な肉厚差によって鋳造上の問題が発生しないか
* 加工が必要な部分と鋳肌のまま使用できる部分をどう分けるか
など、さまざまな点を確認する必要があります。
場合によっては、お客様とご相談しながら、製品機能に影響しない範囲で形状変更をご提案することもあります。ほんの少し肉厚を変更したり、Rを設けたり、抜き勾配を見直したりするだけで、鋳造性や量産性が大きく改善することもあります。
そのため、複雑な製品ほど「図面通りに作れるか」というだけではなく、どうすれば安定して量産できる製品にできるかという視点が重要になります。鋳造と機械加工を組み合わせることで、より複雑な製品にも対応できます
中山合金鋳造所では、ダイカストで鋳造することだけを目的にするのではなく、その後の機械加工まで含めて製品づくりを考えています。複雑な形状だからといって、すべてを無理にダイカストだけで完成させる必要はありません。
ダイカストで効率よく作れる部分は金型で成形し、寸法精度が必要な部分や、金型では成形することが難しい部分だけを機械加工する。
このように鋳造と加工を適切に組み合わせることによって、複雑な形状の製品でも効率よく製造できる可能性があります。逆に、現在ほとんどの形状を切削加工で製作している製品についても、生産数量が増えてきた場合には、一度ダイカスト化を検討してみる価値があります。加工時間や材料使用量を削減できれば、金型製作という初期投資が必要になったとしても、量産を続ける中でトータルコストを下げられる可能性があるからです。
重要なのは、
「ダイカストだけで作れるか」
「切削加工で作るか」
「切削加工で作るか」
という二択ではなく、鋳造と加工をどのように組み合わせれば、品質・生産性・コストのバランスが最も良くなるかを考えることです。
「こんな形状でもダイカストで作れる?」という段階からご相談ください
新しい製品を検討されている段階では、
「このフィンの薄さでもアルミニウムが流れるのか」
「こんな複雑な形状でも金型で成形できるのか」
「現在は切削加工で作っているが、ダイカスト化できないか」
「生産数量が増えてきたので加工費を削減したい」
「少し形状を変更すればダイカストで量産できるのか」
「こんな複雑な形状でも金型で成形できるのか」
「現在は切削加工で作っているが、ダイカスト化できないか」
「生産数量が増えてきたので加工費を削減したい」
「少し形状を変更すればダイカストで量産できるのか」
など、分からないことも多いと思います。そのような場合も、最初から「この形状ではダイカストは難しい」と判断せず、まずは一度ご相談ください。
製品図面や3Dデータ、生産数量、必要な寸法精度などを確認しながら、ダイカストで成形できる部分、機械加工が必要になる部分、金型上の工夫が必要になる部分などを検討いたします。
株式会社中山合金鋳造所では、125tから1000tまでのアルミニウムダイカスト設備を活用し、小型部品から大型部品までさまざまな製品を製作しています。
薄肉のフィンが連続する形状をはじめ、複雑な形状や、本来であれば切削加工で成形するような形状についても製作実績があります。
「この形状はダイカストでは難しいのでは?」と思われる製品でも、まずは一度中山合金鋳造所へご相談ください。
これまでの製作経験を活かし、製品形状、金型、鋳造、機械加工まで含めて、量産に適した製造方法をご提案いたします。